IPS EXOSOME iPSエクソソーム治療
iPS細胞から生まれた、最新の再生医療
近年、再生医療の分野で注目を集めている画期的な治療法が『iPSエクソソーム治療』です。
これは、体が本来持っている「治る力」を引き出し、関節の痛みや肌の老化、慢性疲労など幅広いお悩みにアプローチします。
「痛みを根本から改善したい」
「疲れにくい体になりたい」
「肌のハリを取り戻したい」——
そんな願いに、iPSエクソソーム療法は新たな可能性をもたらします。

iPSエクソソームとは?
iPSエクソソームとは、iPS細胞から作られたエクソソームです。
エクソソームとは、細胞が分泌する直径50〜150ナノメートルの極小の袋で、細胞間のメッセージを運ぶ「メッセンジャー」として機能します。その中には炎症を抑える物質や組織を修復する物質が入っています。これを注射や点滴で体内に入れることで、関節の痛みを和らげたり、肌を若返らせたり、疲労を改善したりする効果があります。
エクソソーム治療は、幹細胞治療と同じ再生医療の一種ですが、細胞そのものではなく、細胞から分泌される物質を使うという点が大きく異なります。そのため、拒絶反応や腫瘍形成のリスクが極めて低く、安全性に優れています。
通常のエクソソームは成人の脂肪や骨髄の細胞から作られるため、70歳の方の細胞からは70歳なりの力しか持たないエクソソームしか得られません。しかし、iPSエクソソームはiPS細胞(人工多能性幹細胞)という特別な細胞から作られます。
iPS細胞は、皮膚や血液の細胞から作られる特殊な細胞で、京都大学 山中伸弥教授がノーベル賞を受賞した技術により、80歳の人の細胞でも赤ちゃんのように若返らせることができる画期的な細胞です。この「若返った細胞」から作られるiPSエクソソームは、年齢に関係なく、常に高い修復効果を発揮します。

エクソソームに関する誤解と真実
エクソソームに対するネガティブな意見が存在することは事実ですが、それらの多くは品質の低い製品に関するものです。適切に生成されたエクソソームには、確かな効果が期待できます。
品質の違いが効果の違いを生む
エクソソームを作る際には、細胞培養液(バイオ情液)から特定の大きさの粒子だけを選別し、不要な成分を取り除く精製プロセスが必要です。
しかし、市場に出回っている製品の中には、
- 精製が不十分
- 単に遠心分離しただけで、老廃物や不要な成分が混入している
- 出所不明の細胞を使用
- どんな細胞から作られたか分からず、何が含まれているか不明
- 品質管理が不適切
- 感染症検査や純度検査が不十分
このような低品質な製品では、期待した効果が得られないばかりか、マイナスの作用を引き起こす可能性もあります。

当院のiPSエクソソーム治療の特徴
1 最高品質のiPSエクソソームを使用
当院では、効果を最大限に引き出すため、厳格な品質管理のもとで製造されたリプロセル社のiPSエクソソームを使用しています。
エクソソーム製品の品質は、治療効果に直結します。市場には様々な品質の製品が存在しますが、当院では以下の点で最高レベルの品質を確保しています。
- 特定細胞加工物製造許可取得施設での製造
- 20代女性の再生医療グレード「iPS細胞」を原料として使用
- 医療用生理食塩水を用いた安全な製剤
- 1バイアルあたり200億個の高濃度エクソソーム
つまり、当院のIPSエクソソームは「若さ、安全性、効果」のすべてを兼ね備えた、現時点で入手可能な最高品質の製品なのです。
当院の最高品質iPSエクソソーム製品
-
特定細胞加工物製造許可取得施設
での製造医療品工場レベルの検査基準、
国の検査基準クリア -
20代女性の再生医療グレード
「iPS細胞」を原料として使用若く健康な細胞、最高修復力 -
医療用生理食塩水を用いた
安全な製剤 -
1バイアルあたり200億個の
高濃度エクソソーム一製品の2〜10倍
2 柔軟な投与方法
IPSエクソソームは単独でも十分な効果が期待できますが、当院では患者様の症状や目的に応じて、最適な投与方法をご提案しています。
最適な組み合わせは、診察と検査結果に基づいて医師がご提案いたします。
1 単独使用の場合
- 早期の症状改善を希望される方
- まずエクソソーム治療から始めたい方
- 他の治療法との組み合わせを検討中の方
2 組み合わせ治療の場合
当院では、体の自然な修復プロセスに基づいた2段階治療(『マクロファージ治療』 → 『幹細胞治療』)を提供していますが、「IPSエクソソーム」はこの流れの中で柔軟に活用できます。
- 『マクロファージ治療』との併用
- 炎症改善効果を増強します。
- 『幹細胞治療』との併用
- 細胞間の情報伝達を活性化し、修復効果を最大化します。
- 治療後のメンテナンス
- 効果の維持・向上のため定期的に使用します。
3 症状に応じた投与方法
1 局所注射(ピンポイント治療)
炎症や損傷がある部位に直接エクソソームを届けることで、効率的に修復を促します。
関節内注射
膝や肩、股関節の痛みに直接アプローチ
- 変形性関節症の改善
- スポーツによる関節損傷の回復
- 手術を回避したい方への選択肢
皮下注射
肌の若返り、しわ・たるみの改善
- 肌細胞の再生促進
- 肌の質感・ハリの向上
- シワやたるみの改善
頭皮注射
薄毛・脱毛の改善
- 毛包の活性化
- 髪質の改善
2 点滴療法
- 皮膚への効果と関節への効果、両方をカバーすることが可能です
- お悩みが複数ある方におすすめです
3 点鼻投与(脳への直接アプローチ)
認知症予防、脳機能向上、睡眠の質改善に効果的です。
神経変性疾患への新しいアプローチとして注目されています。
※当院では、点滴投与ではなく局所投与にて、より効果的に目的部位へエクソソームを届けます。
DISEASE
再生医療が対象とする
症状・疾患
整形外科・関節疾患
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腰痛症
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関節炎
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脊柱管狭窄症
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変形性膝関節症
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半月板損傷
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変形性股関節症
婦人科・内分泌系疾患
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更年期障害
ホルモンバランスの調整、慢性炎症の抑制による症状の改善
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不妊症
卵巣機能の改善、子宮内膜の修復、妊娠しやすい体質への改善
感染症後遺症・免疫疾患
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コロナ後遺症
全身の炎症抑制、免疫機能の正常化、倦怠感や息切れの改善
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慢性疲労症候群
細胞レベルでのエネルギー産生改善、症状の軽減
内科・代謝系疾患
-
糖尿病
膵β細胞の機能改善、血糖コントロールの改善
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肝疾患
肝細胞の再生、肝機能の回復
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腎疾患
腎機能の保護・改善
神経系疾患
-
脳卒中後遺症
神経細胞の再生、麻痺やしびれの改善
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脊髄損傷
神経機能の回復、運動機能の改善
-
パーキンソン病
神経保護、症状進行の抑制
循環器疾患
-
心筋梗塞
心筋細胞の再生、心機能の改善
-
末梢動脈疾患
血管新生、血流改善
美容・アンチエイジング
-
肌の再生
コラーゲン産生促進、しわ・たるみの改善
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毛髪再生
毛包の活性化、発毛促進
-
全身のアンチエイジング
細胞レベルでの若返り
※効果には個人差があります。診察により適応を判断いたします。
FLOW 治療の流れ
詳細な診察・検査

- 症状の詳細な状態を確認・診察
- 炎症マーカー検査(高感度CRP、IL-1β、IL-6、TNFα)で炎症レベルを測定
- エピクロック検査で炎症による細胞への影響を測定
- 治療適応の判断
前処置(マクロファージ治療)

- 慢性炎症の改善
- 修復環境の整備
- 幹細胞が働きやすい土台作り
幹細胞の採取・培養

- 脂肪組織や骨髄から幹細胞を採取
- 専用クリーンルームで培養・品質管理
- 厳格な基準をクリアした細胞のみを使用
治療実施

- 症状・部位に応じて最適な投与方法を選択(関節内注射・静脈点滴・局所注射など)
- 独自の「セルリバイバル®」で組み合わせ治療
長期フォローアップ

- 最長2年間の継続サポート
- 定期的な血液検査で効果を測定
- 必要に応じた追加治療を検討
FAQ よくある質問と回答
-
iPSエクソソーム療法の安全性について教えてください。副作用はありますか?
iPSエクソソーム療法は、細胞そのものではなく細胞から分泌される物質を使用するため、極めて安全性の高い治療法です。 安全性が高い理由: - 拒絶反応のリスクが極めて低い:エクソソームは細胞ではないため、免疫拒絶がほぼありません - 腫瘍形成リスクがない:幹細胞治療と異なり、細胞増殖の心配がありません - 厳格な品質管理:特定細胞加工物製造許可施設で製造された医療グレード製品のみ使用 - 感染症検査済み:すべての製品で感染症検査をクリア 軽微な副作用: - 注射部位の軽い痛みや腫れ(数日で改善) - まれに軽度の熱感(1-2日で改善) - 一時的な倦怠感 重篤な副作用の報告はこれまでありません。万が一の際も専門医が迅速に対応いたします。
-
通常のエクソソームとiPSエクソソームは何が違うのですか?
最大の違いは「若さ」と「品質の安定性」です。 通常のエクソソーム: - 成人の脂肪や骨髄から作製 - ドナーの年齢に依存(70歳の細胞からは70歳なりのエクソソーム) - 個人差により品質にばらつき - 採取のたびに品質が変動 iPSエクソソーム: - iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製 - 細胞が若返っているため、常に高い修復効果 - 20代女性の再生医療グレードiPS細胞を使用 - 品質が安定し、効果も一定 iPS細胞は山中伸弥教授のノーベル賞受賞技術により、80歳の細胞でもしっかりと働くことができるようになります。この「年齢に応じた細胞」から作られるiPSエクソソームにより、効果が期待できるのです。
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どのような症状に効果がありますか?私の症状でも改善できますか?
iPSエクソソーム療法は、炎症抑制と組織修復の両面から幅広い症状に対応可能です。 特に効果が期待できる症状: 関節・整形外科系: - 変形性関節症、関節炎 - 腰痛、肩こり - スポーツ外傷 - 手術を避けたい関節の痛み 美容・アンチエイジング: - 肌のハリ・ツヤの改善 - しわ、たるみの軽減 - 薄毛、抜け毛の改善 全身症状: - 慢性疲労、倦怠感 - 更年期症状 - 睡眠の質の低下 - 認知機能の低下予防 その他: - コロナ後遺症 - 糖尿病、肝機能低下 - 神経系の不調 症状に応じて、最適な投与方法を選択し、治療を行います。まずは診察で適応を判断させていただきます。
-
他院でもエクソソーム治療を見かけますが、何が違うのですか?
当院のiPSエクソソーム療法には3つの大きな違いがあります。 1. 最高品質のiPSエクソソームを使用 - 一般的なエクソソーム:成人細胞由来で品質にばらつき - 当院:若返ったiPS細胞由来で常に高品質 - 1バイアルあたり200億個の高濃度 2. 独自の組み合わせ治療「セルリバイバル®」 - 他院:エクソソームを単独投与 - 当院:マクロファージ療法→幹細胞治療と組み合わせ可能 - 体内環境を整えてから投与することで効果を最大化 3. 効果の可視化と長期フォロー - 他院:効果は主観的な評価のみ - 当院:炎症マーカー検査で数値化、最長2年間のフォローアップ 市場には精製が不十分な製品や出所不明の細胞を使用した製品も存在します。当院ではiPS細胞の専門家が作った安全な製剤のみを使用しています。
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治療回数や期間、費用について教えてください。
詳細に関しては、「料金・治療プラン」をご覧ください。
Clinic Le GINZAの
5つの特長

老化を治療対象として捉える
新しい再生医療
従来「年齢のせい」とされてきた不調を、慢性炎症という治療可能な要因まで科学的に測定し、改善を目指す(老化を科学的に診断し治療するアプローチ)

各分野の専門医による
「チーム医療」体制
整形外科、婦人科、内科の医師が協働し、一人ひとりの状態に最適化した治療方針を立てる

体本来の回復力を最大化する
「セルリバイバル®」
慢性炎症を改善し、幹細胞治療の土台を整える独自の3ステップ治療

科学的データに基づく
効果検証
炎症マーカー検査とエピクロック検査で、感覚ではなくデータで改善を確認

治療後も安心の
長期フォローアップ
最長2年間の定期検査とサポートで、治療効果の維持・さらなる改善を支援