MACROPHAGE マクロファージ治療
幹細胞治療の効果を高める当院独自の治療
「幹細胞治療を受けたものの、思ったような変化を感じられなかった」そんな声を耳にすることがあります。
実は、その理由のひとつに、慢性炎症によってマクロファージ(免疫細胞)の機能が低下していることが挙げられます。
当院では、幹細胞治療がしっかりと回復を促すために、マクロファージの働きを整える治療を組み合わせています。これにより、体内の炎症環境を改善し、幹細胞が本来の力を発揮できる土台をつくります。
Clinic Le GINZAは、
日本で唯一マクロファージ治療ができるクリニック※です。
※ 2025年10月現在

マクロファージとは?
マクロファージは、私たちの体を守る免疫細胞の一種です。
白血球の仲間で、体内に侵入した細菌やウイルス、壊れた細胞などを処理する「掃除役」として知られています。
しかし、マクロファージの本当の重要性は、単なる掃除役を超えた「修復支援役」への変身能力にあります。
この役割の「切り替え」こそが、体が正常に治癒するための鍵となります。
マクロファージの2つの役割
- 掃除役(M1型)
- 炎症部位の細菌や壊れた細胞を除去
- 修復支援役(M2型)
- 組織の修復を促進し、幹細胞の働きをサポート
健康な体でマクロファージはどのように機能するのか?
そもそも、私たちの体に傷や炎症が起きた時、図のような流れで修復されます。その時に重要となるのが、マクロファージです。
しかし、慢性炎症があると、この切り替えがうまくいかなくなります。マクロファージは掃除役のまま固定され、修復のプロセスが途中で止まってしまうのです。
その結果、
- 回復のステップが先に進まない
- 炎症が慢性的に続く
- 痛みや不調が慢性化する
- 治療を繰り返しても一時的な改善にとどまる
つまり、幹細胞がどれだけ優れた再生能力を持っていても、体の環境が整わなければ、回復は本格的に始まりません。
体の修復メカニズム
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炎症が起きる(傷ついた部分を知らせる)
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血が止まる(血小板が傷口をふさぐ)
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マクロファージが
壊れた細胞や細菌を掃除する -
マクロファージが掃除役から
修復支援役に切り替わる -
ここが重要幹細胞が新しい組織を作る(様々な場所から幹細胞が集結)
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細胞同士が連携する(エクソソームで情報交換)
-
完全に治る(組織再生完了)
マクロファージ治療で回復の土台を
整える
体の自然な回復は、必ず「環境整備」から始まります。その上で「組織の再生」が進むのが、本来の流れです。
しかし、従来の治療では慢性炎症が続いている状態で幹細胞を投与するケースも多く見られます。
この場合、幹細胞は炎症を抑えることに力を使い、本来の回復力を十分に発揮できません。
土台が整っていないと
- 幹細胞が炎症と戦うためにエネルギーを使ってしまう
- 修復に専念できない
- 再生能力が十分に活かせない

土台が整うと
- 幹細胞が回復に集中できる
- 必要な栄養や酸素が行き届く
- 幹細胞同士の働きもスムーズになる

当院では、体の自然な回復の仕組みに沿ったステップで治療を行います。
段階1
マクロファージ治療
(環境整備)
- 慢性炎症を整える
- マクロファージを修復支援役に切り替える
- 幹細胞が働きやすい環境をつくる

段階2 幹細胞治療(本格的な組織再生)
- 整えた環境に幹細胞を投与
- 幹細胞が回復に専念
- 1〜2年にわたり持続的な改善が期待できる

この順番こそが、体が本来持つ自然な回復の流れです。
まず「場」を整えることで、幹細胞が最大限の力を発揮できるようになります。
DISEASE
幹細胞治療・再生医療が対象とする
症状・疾患
整形外科・関節疾患
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腰痛症
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関節炎
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脊柱管狭窄症
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変形性膝関節症
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半月板損傷
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変形性股関節症
婦人科・内分泌系疾患
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更年期障害
ホルモンバランスの調整、慢性炎症の抑制による症状の改善
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不妊症
卵巣機能の改善、子宮内膜の修復、妊娠しやすい体質への改善
感染症後遺症・免疫疾患
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コロナ後遺症
全身の炎症抑制、免疫機能の正常化、倦怠感や息切れの改善
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慢性疲労症候群
細胞レベルでのエネルギー産生改善、症状の軽減
内科・代謝系疾患
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糖尿病
膵β細胞の機能改善、血糖コントロールの改善
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肝疾患
肝細胞の再生、肝機能の回復
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腎疾患
腎機能の保護・改善
神経系疾患
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脳卒中後遺症
神経細胞の再生、麻痺やしびれの改善
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脊髄損傷
神経機能の回復、運動機能の改善
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パーキンソン病
神経保護、症状進行の抑制
循環器疾患
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心筋梗塞
心筋細胞の再生、心機能の改善
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末梢動脈疾患
血管新生、血流改善
美容・アンチエイジング
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肌の再生
コラーゲン産生促進、しわ・たるみの改善
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毛髪再生
毛包の活性化、発毛促進
-
全身のアンチエイジング
細胞レベルでの若返り
※効果には個人差があります。診察により適応を判断いたします。
FLOW 治療の流れ
詳細な診察・検査

- 症状の詳細な状態を確認・診察
- 炎症マーカー検査(高感度CRP、IL-1β、IL-6、TNFα)で炎症レベルを測定
- エピクロック検査で炎症による細胞への影響を測定
- 治療適応の判断
前処置(マクロファージ治療)

- 慢性炎症の改善
- 修復環境の整備
- 幹細胞が働きやすい土台作り
幹細胞の採取・培養

- 脂肪組織や骨髄から幹細胞を採取
- 専用クリーンルームで培養・品質管理
- 厳格な基準をクリアした細胞のみを使用
治療実施

- 症状・部位に応じて最適な投与方法を選択(関節内注射・静脈点滴・局所注射など)
- 独自の「セルリバイバル®」で組み合わせ治療
長期フォローアップ

- 最長2年間の継続サポート
- 定期的な血液検査で効果を測定
- 必要に応じた追加治療を検討
FAQ よくある質問と回答
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マクロファージ療法とは何ですか?なぜ必要なのですか?
マクロファージ療法は、日本で唯一(2025年8月現在)当院だけが提供している、幹細胞治療の効果を最大化するための前処置治療です。 マクロファージとは: - 体内の免疫細胞の一種 - 通常は「掃除役」として細菌や壊れた細胞を除去 - 健康な体では「修復支援役」に切り替わり、組織の再生を促進 なぜ必要なのか: 慢性炎症があると、マクロファージが「掃除役」のまま固定され、「修復支援役」への切り替えができません。その結果、幹細胞を投与しても十分な効果が得られないのです。マクロファージ療法により、この切り替えを促し、幹細胞が最大限に働ける環境を作ります。そのため、マクロファージ療法だけで症状が改善することもあります。
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他の再生医療クリニックでマクロファージ療法を受けられないのはなぜですか?
マクロファージ療法は、特殊な技術と専門知識が必要なためです。 当院だけが提供できる理由: 1. 独占契約:海外の機関との独占契約技術による施術 2. 専門医が治療を担当:マクロファージ療法に精通した医師チーム 3. 特殊な培養技術:マクロファージを適切に調整する技術 4. 総合的な治療体系:セルリバイバル®として体系化 他院では幹細胞治療のみを行うことが一般的ですが、当院では前処置としてマクロファージ療法を組み合わせることで、より高い治療効果を実現しています。
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マクロファージ療法の具体的な治療方法と期間を教えてください。
マクロファージ療法は、患者様の血液から採取したマクロファージを培養・調整し、体内に戻す治療です。 治療の流れ: 1. 血液採取 2. マクロファージの分離・培養(2-3週間) 3. 機能調整:M1型(掃除役)からM2型(修復支援役)へ 4. 投与:点滴または局所注射。治療期間:採血から2-4週間後、症状により1-3回に分けて投与。マクロファージ療法完了後、幹細胞治療への移行をします。慢性炎症の程度により期間は調整されます。
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マクロファージ療法に副作用はありますか?単独でも受けられますか?
副作用について: マクロファージ療法はご自身の細胞を使用するため、重篤な副作用はほとんどありません。 軽微な副作用: - 採血部位の軽い痛みや内出血 - 投与後の軽度の熱感(1-2日で改善) - 一時的な腫れ(関節) 単独治療について: マクロファージ療法は単独でも受けられます。特に以下の方におすすめです: - 慢性炎症が強い方 - 他院で幹細胞治療を受けたが効果が不十分だった方 - まず体内環境を整えたい方 ただし、最大の効果を得るには、その後の幹細胞治療との組み合わせ(セルリバイバル®)を推奨しています。
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マクロファージ療法の効果はどのように確認できますか?
当院では、症状の変化を確認するだけでなく、治療効果を科学的に数値化します。 効果測定方法: 1. 慢性炎症検査 - CRP、IL-1β、IL-6、TNFαの数値変化 - 治療前後で炎症レベルの低下を確認 2. 臨床症状の改善 - 痛みの軽減(VASスケールで評価) - 疲労感の改善 - 睡眠の質の向上 3. 免疫機能検査 - マクロファージの機能評価 - M1/M2バランスの改善 効果の実感時期: - 2-3週間後:炎症マーカーの改善 - 1ヶ月後:自覚症状の改善開始 - 2-3ヶ月後:持続的な改善効果 定期的な検査により、客観的データで治療効果を確認できるため、「本当に効いているのか」という不安を解消できます。
Clinic Le GINZAの
5つの特長

老化を治療対象として捉える
新しい再生医療
従来「年齢のせい」とされてきた不調を、慢性炎症という治療可能な要因まで科学的に測定し、改善を目指す(老化を科学的に診断し治療するアプローチ)

各分野の専門医による
「チーム医療」体制
整形外科、婦人科、内科の医師が協働し、一人ひとりの状態に最適化した治療方針を立てる

体本来の回復力を最大化する
「セルリバイバル®」
慢性炎症を改善し、幹細胞治療の土台を整える独自の3ステップ治療

科学的データに基づく
効果検証
炎症マーカー検査とエピクロック検査で、感覚ではなくデータで改善を確認

治療後も安心の
長期フォローアップ
最長2年間の定期検査とサポートで、治療効果の維持・さらなる改善を支援