STEM CELL

体本来の回復力を最大限に引き出す根本治療

体には、本来「自分で治す力=回復力」が備わっています。しかし加齢や生活習慣によって慢性炎症が進むと、この力は徐々に低下していきます。

幹細胞治療は、そんな失われた回復力を再び取り戻すための再生医療です。単に症状を抑えるだけの対症療法ではなく、体の内側から再生を促し、健やかな状態を目指します。

幹細胞とは?

幹細胞とは、私たちの体に生まれつき備わっている「万能細胞」とも呼べる特別な細胞です。
この細胞には、大きく分けて2つの驚くべき能力があります。

この2つの働きにより、幹細胞は体の傷ついた部分に集まり、新しい組織を生み出しながら回復を支えています。
たとえば皮膚の傷が自然に治ったり、骨折が元通りになるのも、幹細胞が日々活動しているおかげです。

自己複製能

自分と全く同じ幹細胞を無限に増やすことができる力。

多分化能

骨、軟骨、筋肉、血管、神経など、体中のさまざまな細胞へと変化できる力。

しかし残念ながら、年齢とともに体内の幹細胞は減少し、その力も弱まっていきます。

加齢とともに幹細胞数は急激に減少し、80歳では新生児の約200分の1にまで減ります。この減少が慢性炎症の進行と相まって、体の回復力を大きく低下させます。

年齢とともに幹細胞数は減少しますが、培養技術により細胞の機能は回復・向上させることができます。
培養では、採取した幹細胞を専用環境で増殖させながら活性を高め、本来の機能を回復させます。年齢を重ねた方の細胞でも、適切な培養により十分な治療効果が期待できますので、安心して治療をお受けいただけます。

年齢による幹細胞の変化

幹細胞治療とは?

幹細胞治療は、ご自身の体から採取した幹細胞を培養して増やし、再び体内に戻すことで、低下した回復力を補い、傷んだ組織の再生を促す治療法です。

幹細胞治療の段階を見る

  1. 段階1 傷んだ組織を新しく生み出す

    すり減った軟骨や椎間板、弱った筋肉などで、幹細胞が必要な細胞に変化し、回復を支えます。

  2. 段階2 慢性炎症を鎮める

    痛みや不調の原因となる慢性炎症を抑え、体が本来持つ回復力を引き出します。

  3. 段階3 血流を改善する

    新しい血管を作ることで、酸素と栄養が行き渡り、治りが早まります。

  4. 段階4 免疫のバランスを整える

    過剰に反応している免疫を調整し、自己免疫疾患の改善も期待できます。

  5. 段階5 周りの細胞も活性化する

    幹細胞が分泌する特別な物質が、周囲の細胞も元気にし、相乗効果を生みます。

幹細胞の効果

従来の幹細胞治療の3つの根本的な問題

現在、幹細胞治療は、培養した幹細胞を体に戻す方法が広く行われています。
この方法も多くの症状の改善に貢献してきましたが、近年の研究や臨床経験から、さらに治療効果を高めるための課題も見えてきています。

PROBLEM

問題 1

幹細胞の役割についての誤解

今までの幹細胞治療では、注入した幹細胞が直接病気の治療を行うと考えられてきました。しかし実際は、注入した細胞だけではなく、元々体の中にいる細胞も巻き込んで治療をしていきます。そのため、身体の状態に合わせて使う細胞や投与方法を変えていく必要があります。

問題 2

幹細胞が働く環境が整っていない

幹細胞だけでは、組織の回復は不十分です。「マクロファージ」という免疫細胞が、まず傷んだ細胞をきれいにし、回復しやすい環境を整えることが大切です。従来の治療では、この「マクロファージ」の働きを十分に活かせず、幹細胞が本来の回復力を発揮しきれない場合があります。

問題 3

治療の効果を客観的に確認できない

従来の治療では、回復の変化を数値で測る明確な基準がないため、患者様の感覚だけが評価の基準になりがちです。 「本当に改善しているのか」「治療に見合う効果が出ているのか」といった不安が残りやすいのも現実です。

3つの課題をすべて解決する、当院独自の治療法「セルリバイバル®」

体にはもともと素晴らしい回復機能が備わっています。しかし加齢や生活習慣などさまざまな外的要因とともに慢性炎症が進行し、この機能が低下してしまいます。

セルリバイバル®は、当院独自の3つの再生医療を組み合わせた治療法です。マクロファージ治療、幹細胞治療、PRP治療・iPSエクソソーム治療を段階的に組み合わせることで、治療効果を最大化します。

まず現状を正確に把握し、体内の修復環境を整えてから幹細胞治療を行います。この根本的なアプローチにより、体が本来持つ回復力を最大限に引き出します。

セルリバイバル®

PHASE

段階 1

慢性炎症を可視化する

  • 炎症マーカー検査(高感度CRP、IL-1β、IL-6、TNFα)で炎症レベルを数値化
  • エピクロック検査で炎症による細胞への影響を測定
  • 客観的データに基づいた治療計画を立案
段階 2

マクロファージで
回復環境を整える

  • 慢性炎症を鎮める
  • 再生医療が働きやすい環境を整備
段階 3

幹細胞治療で回復を
促進する

  • 整えられた環境に幹細胞を投与
  • 必要に応じてPRP治療やiPSエクソソーム治療を併用

DISEASE

整形外科・関節疾患

  • 腰痛症

  • 関節炎

  • 脊柱管狭窄症

  • 変形性膝関節症

  • 半月板損傷

  • 変形性股関節症

婦人科・内分泌系疾患

  • 更年期障害

    ホルモンバランスの調整、慢性炎症の抑制による症状の改善

  • 不妊症

    卵巣機能の改善、子宮内膜の修復、妊娠しやすい体質への改善

感染症後遺症・免疫疾患

  • コロナ後遺症

    全身の炎症抑制、免疫機能の正常化、倦怠感や息切れの改善

  • 慢性疲労症候群

    細胞レベルでのエネルギー産生改善、症状の軽減

内科・代謝系疾患

  • 糖尿病

    膵β細胞の機能改善、血糖コントロールの改善

  • 肝疾患

    肝細胞の再生、肝機能の回復

  • 腎疾患

    腎機能の保護・改善

神経系疾患

  • 脳卒中後遺症

    神経細胞の再生、麻痺やしびれの改善

  • 脊髄損傷

    神経機能の回復、運動機能の改善

  • パーキンソン病

    神経保護、症状進行の抑制

循環器疾患

  • 心筋梗塞

    心筋細胞の再生、心機能の改善

  • 末梢動脈疾患

    血管新生、血流改善

美容・アンチエイジング

  • 肌の再生

    コラーゲン産生促進、しわ・たるみの改善

  • 毛髪再生

    毛包の活性化、発毛促進

  • 全身のアンチエイジング

    細胞レベルでの若返り

※効果には個人差があります。診察により適応を判断いたします。

FLOW

STEP
1

詳細な診察・検査

  • 症状の詳細な状態を確認・診察
  • 炎症マーカー検査(高感度CRP、IL-1β、IL-6、TNFα)で炎症レベルを測定
  • エピクロック検査で炎症による細胞への影響を測定
  • 治療適応の判断
STEP
2

前処置(マクロファージ治療)

  • 慢性炎症の改善
  • 修復環境の整備
  • 幹細胞が働きやすい土台作り
STEP
3

幹細胞の採取・培養

  • 脂肪組織や骨髄から幹細胞を採取
  • 専用クリーンルームで培養・品質管理
  • 厳格な基準をクリアした細胞のみを使用
STEP
4

治療実施

  • 症状・部位に応じて最適な投与方法を選択(関節内注射・静脈点滴・局所注射など)
  • 独自の「セルリバイバル®」で組み合わせ治療
STEP
5

長期フォローアップ

  • 最長2年間の継続サポート
  • 定期的な血液検査で効果を測定
  • 必要に応じた追加治療を検討

FAQ

  • 幹細胞治療は誰でも受けられますか?年齢制限はありますか?

    幹細胞治療は基本的に20歳以上の方であれば受けていただけます。80歳以上の方でも治療実績があります。 ただし、以下の方は治療を受けられません:がんの既往歴がある方(血液検査で確認します)、重篤な感染症をお持ちの方、妊娠中・授乳中の方、その他、医師が不適応と判断した場合。年齢により幹細胞の数は減少しますが、培養技術により機能を回復させることができるため、高齢の方でも十分な効果が期待できます。まずは詳細な検査で適応を判断させていただきます。

  • 幹細胞はどこから採取するのですか?採取は痛いですか?

    当院では主に2つの方法で幹細胞を採取します: 1. 脂肪組織からの採取(最も一般的) - お腹や太ももから米粒数個分の脂肪を採取 - 局所麻酔を使用するため、痛みはほとんどありません - 採取時間は約20-30分 - 当日から通常生活が可能 2. 腸骨(腰の骨)から採取 - 局所麻酔下で行います - 採取後は安静が必要 どちらの方法を選択するかは、症状や治療目的により医師が判断します。

  • 他院の幹細胞治療との違いは何ですか?

    当院の幹細胞治療の最大の特徴は「セルリバイバル®」という独自の3段階治療法です。従来の幹細胞治療との違い: 1. 前処置の実施:日本で唯一のマクロファージ療法で体内環境を整備 2. 効果の可視化:エピクロック検査と炎症マーカー検査で数値化 3. 複合的アプローチ:必要に応じてPRP療法やエクソソーム療法を併用 4. 長期フォロー:最長2年間の継続的なサポート体制 単に幹細胞を注入するだけでなく、幹細胞が最大限に働ける環境を整えてから治療することで、より高い効果が期待できます。

  • 治療の効果はどのくらい持続しますか?再治療は必要ですか?

    効果の持続期間は個人差がありますが、一般的に以下のような経過をたどる方が多く見受けられます。効果の持続性:初回治療後6ヶ月〜2年程度効果が持続します。慢性炎症を改善した場合には、より長期間の効果持続が期待できますが、生活習慣の改善を併用することで、効果がさらに長続きします。再治療について:症状や検査結果により追加治療を検討します。多くの方は1年前後に追加治療を受けることで効果を維持し、定期的な検査で最適なタイミングを判断します。当院では最長2年間のフォローアップで、効果の持続状況を確認し、必要に応じて追加治療をご提案します。

  • 培養した後の幹細胞は何億個になりますか?多いほうが効果がありますか?

    当院の点滴治療では、使う幹細胞の数は2億個を基準にしています。細胞の数が多すぎると、一時的に毛細血管への負担が上がり、最悪の場合にはショック症状を引き起こす事もあり得ます。国内で市販されている脊髄損傷の治療をするための幹細胞治療薬は体重の334万倍を上限としていて、安全性のために細胞の量を調整しています。細胞の数が多いほうがいいと思われがちですが、当院では患者様にとって安全な治療をすることを第一に考え、安全性と治療効果とのバランスを取るために2億個を基準としています。

  • 保険は適用されますか?医療費控除は受けられますか?

    保険適用について: 幹細胞治療は現在、保険適用外の自由診療となります。全額自己負担となりますが、分割払いのご相談も承っております。 医療費控除について: 幹細胞治療は医療費控除の対象となる可能性があります。 - 年間の医療費が10万円を超える場合、確定申告で控除可能 - 治療費、検査費、通院交通費なども対象 - 領収書は大切に保管してください 費用の目安: 初回カウンセリング(3,500円)にて、症状に応じた詳細なお見積りをご提示します。治療内容により費用は異なりますので、まずはご相談ください。※より詳細については、税理士に相談ください。

Clinic Le GINZAの
5つの特長

老化を治療対象として捉える
新しい再生医療

従来「年齢のせい」とされてきた不調を、慢性炎症という治療可能な要因まで科学的に測定し、改善を目指す(老化を科学的に診断し治療するアプローチ)

各分野の専門医による
「チーム医療」体制

整形外科、婦人科、内科の医師が協働し、一人ひとりの状態に最適化した治療方針を立てる

体本来の回復力を最大化する
「セルリバイバル®」

慢性炎症を改善し、幹細胞治療の土台を整える独自の3ステップ治療

科学的データに基づく
効果検証

炎症マーカー検査とエピクロック検査で、感覚ではなくデータで改善を確認

治療後も安心の
長期フォローアップ

最長2年間の定期検査とサポートで、治療効果の維持・さらなる改善を支援

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