肌質や年齢、季節により乾燥した肌は、さまざまな肌トラブルを引き起こします。
「肌のハリや弾力が減った気がする」「シワやにきびができやすい」「乾燥肌が気になる」などと悩んでいる方は、肌の保湿成分が不足している可能性があります。
肌のすみずみまでうるおう、若々しい肌を目指すには、高保湿乳液がおすすめです。
本記事では、高保湿乳液の選び方のポイントと、保湿効果の高い高保湿乳液おすすめ10選を紹介し、高保湿乳液とクリームの違いや効果的な高保湿乳液の使用手順を詳しく解説します。
自身の肌質・肌タイプ・肌悩みにあった高保湿乳液を探すために、ぜひ参考にしてみてください。
目次
高保湿乳液の選び方
はじめに、高保湿乳液の選び方のポイントを紹介します。
- 肌質にあわせた質感で選ぶ
- 乳液の種類で選ぶ
- 肌悩みや肌タイプにあわせた配合成分で選ぶ
- 香りや使用感で選ぶ
- 肌に低刺激なものを選ぶ
次章でそれぞれのポイントについて詳しく解説します。
肌質にあわせた質感
高保湿乳液は、肌質にあわせた質感やテクスチャーを選ぶことが大切です。
乾燥肌の方は、油分が多いタイプの乳液を選びましょう。肌全体を包み込み、保湿成分を逃がさない効果が期待できるクリームに近いテクスチャーがおすすめです。
うるおいを長時間持続させて、紫外線や乾燥から肌を守ってくれるでしょう。
脂性肌の方は、べたつきや毛穴のつまり、化粧崩れなどを防ぐために、油分が少なく、水分量が多いタイプの乳液がおすすめです。
ジェルタイプのテクスチャーを選び、粘度のあるテクスチャーは控えましょう。
混合肌の方は、油分と水分のバランスがよいタイプの乳液を選ぶことがポイントです。
重くなりすぎない、サラッとしたテクスチャーを顔全体に伸ばし、乾燥が気になる場所のみ重ね付けをしましょう。
敏感肌の方は、乳液に配合されている成分に注意しましょう。無添加・無香料・無着色など、肌の刺激に抑えたタイプを選び、やさしく伸びるテクスチャーを選んでください。
乳液の種類
乳液とは、一般的に保湿乳液のことをいい、化粧水で満たされた肌のうるおいを守るためのスキンケアアイテムです。
保湿乳液には、シミやそばかすの予防に役立つ美白成分が含まれているものや、日中用・夜用で保湿成分の配合量を変えているものなどがあります。
日中用の乳液は、化粧崩れを防いだり、紫外線や乾燥から肌を守ったりする効果が期待できます。一方、夜用乳液は、日中に受けた肌ダメージを回復させる役割を担うものです。
UV乳液は、保湿効果のみならず紫外線対策が可能な乳液です。肌の保湿をしながら紫外線によるシミやしわを防ぎます。
日焼け止めを塗らずにメイクができるため、忙しい朝の時間帯に非常に便利です。
自身の肌の悩みやライフスタイルにあわせた乳液を選びましょう。
肌悩みや肌タイプにあわせた配合成分
保湿乳液を選ぶ際は、肌悩みや肌タイプにあわせた配合成分に注目します。
乾燥肌に悩んでいる方は、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどの保湿成分が、贅沢に配合されている乳液を選びましょう。
肌のテカリが出やすいタイプの方は、もともと肌の油分量が多いため、保湿成分が控えめな乳液を選び、使用量にも気をつけてください。
にきびや肌荒れの肌悩みには、抗炎症成分(アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウムなど)が配合された乳液がよいでしょう。
また、殺菌作用があるイソプロピルメチルフェノール、消炎鎮痛作用があるサリチル酸などの成分も効果的です。
アンチエイジングには、シワの予防・改善や美白効果が期待できるビタミンC誘導体、コラーゲン、レチノールなどの成分が含まれた乳液がおすすめです。
一部、サンプルやお試しセットがある商品があります。自身の肌悩みや肌タイプにあっているか試してみましょう。
香りや使用感
乳液は、毎日使用するからこそ、香りや使用感も大切なポイントです。
一部の乳液には香料が使用されており、癒されるアロマの香りをはじめ、とろけるようなリッチな香り、さわやかな香りなど、さまざまな香りから好みのものを選べます。
しかし、敏感肌の方はアレルギー反応が起きる可能性があるため、香料を使用している商品は避けた方がよいでしょう。
乳液の使用感は、おもにさっぱりタイプ、しっとりタイプの2種類です。
さっぱりタイプは、ベタつきが苦手な方や脂性肌・混合肌の方におすすめです。もっちりとした肌をキープしたい方や乾燥肌の方は、しっとりタイプを選びましょう。
肌に低刺激なもの
乳液を選ぶ際は、肌に低刺激なものを選ぶことが重要です。
乳液には、肌に刺激を与える成分が含まれている場合があります。
とくに、敏感肌や乾燥肌の方は、添加物をはじめ、香料や着色料、鉱物油、防腐剤(パラベン)、アルコールなどをなるべく使用していない、弱酸性のものを選びましょう。
また、パッチテスト、アレルギーテスト、スティンギング(皮膚刺激感)テストなど、安全性を評価する試験をクリアしているかの確認も大切です。
安全性テストにクリアしても、すべての方にアレルギー反応が起こらないわけではありませんが、乳液選びの目安になるでしょう。
保湿効果の高い高保湿乳液おすすめ10選
ここで、保湿効果の高い高保湿乳液おすすめ10選を紹介します。
それぞれの商品の特徴をはじめ、保湿成分や有効成分、向いている肌質、容量・価格などについて詳しく解説します。
エリクシール(ELIXIR)リフトモイスト エマルジョンSP
「エリクシール(ELIXIR)リフトモイスト エマルジョンSP」は、先進のアプローチと浸透技術で、肌にハリを与えながら「つや玉」が続く肌となるでしょう。
40年間、大人の肌に寄り添い、肌の美しさの根幹であるコラーゲン研究を続けてきたエリクシールならではの、エイジングケアに特化した薬用乳液です。
オトギリソウエキスをはじめとする厳選された美容成分を配合し、こだわりの浸透処方で角層深くまでうるおいを届けます。
コラーゲンGL、グリセリン、イノシトール、クレソンGLなどの保湿成分が、ふっくらとしたハリとうるおいに満ちた肌を保ちます。
また、有効成分トラネキサム酸には、肌荒れを防ぎ、シミやそばかすの原因であるメラニン色素の生成を抑制・改善する効果が期待できるでしょう。
使用感は、肌質や好みにあわせて「さっぱり」「しっとり」「とてもしっとり」の3タイプから選べます。保湿力はすべて同じです。
シリーズ | 使用感 | 肌質 | 好み |
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Ⅰ | さっぱりタイプ | 脂性肌 | みずみずしい軽い感触。べたつかない肌触りが好みな方 |
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Ⅱ | しっとりタイプ | 普通肌 | なめらかな感触。しっとりもちもちした肌触りが好みな方 |
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Ⅲ | とてもしっとりタイプ | 乾燥肌・敏感肌 | 濃厚なこくのある感触。しっとり・ふっくらした肌触りが好みな方 |
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1本の容量は130mlで、価格は3,850円(税込)です。
肌ラボ 極潤 ヒアルロン乳液
「肌ラボ 極潤 ヒアルロン乳液」は、肌が求めるうるおいを詰め込んだ乳液で、やさしいとろみでうるおい、吸い付くようなもちもち肌が期待できます。
必要のないものをできる限りそぎ落とし、そのぶんうるおい成分にこだわり抜いた乳液です。
4種類のヒアルロン酸(ナノ化ヒアルロン酸、スーパーヒアルロン酸、乳酸発酵ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na)が配合され、うるおいをキープします。
とろみがあるテクスチャーは、肌なじみとのびがよく、保湿感を得たい方におすすめです。
肌へのやさしさにも配慮した無香料・無着色・鉱物油フリー・アルコールフリー・パラベンフリーで、性別・年齢はもちろん、肌質も問わず誰でも使用できます。
使用するたびにうるおいが続き、健やかな素肌を実感できるでしょう。
1本の内容量は140mlで、価格はオープン価格です。詰め替え用もあります。
ACアクティブ モイスチュアミルク
「ACアクティブ モイスチュアミルク」は、大人のにきび肌にうるおいを与えながら、シミやそばかすを防ぎ、にきび・肌荒れを予防する医薬部外品の乳液です。
4種類の保湿成分(リピジュア、ヒアルロン酸Na-2、セラミド3、乳酸Na)が、乾燥しやすい大人のにきび肌にうるおいを与え、やわらかくなめらかな肌となるでしょう。
にきび・肌荒れを予防する有効成分(グリチルレチン酸ステアリル)が、デリケートな肌をいたわりながら肌悩みの解消に一役買ってくれるでしょう。
また、美白有効成分(ビタミンC誘導体)は、シミやそばかすの原因であるメラニンの生成を抑える働きがあり、明るく透明感のある肌に向けてサポートします。
ピーリング成分(グリコール酸)が配合されているため、敏感肌の方は避けた方がよいでしょう。
1本の内容量は50mlで、3,300円(税込)です。
ドレスリフト(Dress lift) デイエマルジョン
「ドレスリフト(Dress lift) デイエマルジョン」は、大人の肌悩みや、紫外線・乾燥によるダメージから肌を守り、一日中うるおいとハリをキープする日中用乳液です。
肌のハリと弾力が不足する40歳からの肌へ、「届ける」「満たす」「生み出す」の3つのアプローチで、肌を理想的な状態に整えます。
保湿成分は、浸透強化EGT(L-エルゴチオネイン液)と白麹発酵コラーゲンを配合し、角層をやわらなくほぐしながら、すみずみまでうるおいを届けて、ハリで満たします。
また、コラーゲンを生み出しシワの改善に作用する有効成分「ナイアシンアミド」が含まれている点も、魅力の一つです。
コクのあるミルキーなテクスチャーは、肌と一体化するように隙間なくハリで満たし、ふっくら肌をキープします。甘いローズ系の香りが、スキンケアタイムを彩ります。
ハリ・弾力不足を感じる方をはじめ、シワに悩んでいる方、一日中ふっくらしたハリ肌を持続させたい方におすすめです。
1本の容量は60mlで、3,190円(税込)です。
ちふれ 美白乳液 TA
「ちふれ 美白乳液 TA」は、さまざまな肌悩みを丸ごとケアしながら、美白効果も期待できる、医薬部外品の乳液です。
美白有効成分トラネキサム酸には、メラニンの生成を抑制し、シミやそばかすの予防・改善をサポートする働きがあります。
また、4種類の保湿成分( ヒアルロン酸、トレハロース、グリセリン、BG)が乾燥から肌を守ってくれるため、しっとりとうるおう、なめらかな肌を実感できるでしょう。
ベタつかない心地よい使用感も特徴の一つです。みずみずしいテクスチャーは、肌によくなじみ、すみずみまでうるおいが広がります。
肌へのやさしさに配慮した無香料・無着色・ノンアルコールで、肌質問わず使用できます。
1本の容量は150mlで、1,155円(税込)です。 お得な詰替用(125ml)は、 825円(税込)で購入できます。
freeplus(フリープラス) モイストケアエマルジョン2
「freeplus(フリープラス) モイストケアエマルジョン2」は、うるおいヴェールで満たし、なめらかな肌へ導きながら、キメを美しく整える保湿乳液です。
2001年にスタートしたfreeplus(フリープラス)は、一つ一つの成分にこだわり、低刺激設計のスキンケア製品を開発し続けてきブランドです。
6種類の和漢植物混合エキス(タイソウ、チンピ、ヨクイニン、トウニン、カンソウヨウ、センキュウ)の保湿成分が、角質までうるおいを届け、乾燥から肌を守ります。
パラベン、香料・着色料、エタノール、紫外線吸収剤、鉱物油は使用せず、低刺激設計にこだわり、肌に負担のない良質な素材を厳選しています。
コクのある重めのテクスチャーは、乾燥肌の方にぴったりです。また、肌荒れに悩んでいる、寝不足や不規則な生活が続いている、肌の調子が変わりやすい方にも向いているでしょう。
1本の容量は100mlで、3,520円(税込)です。
「freeplus(フリープラス) モイストケアエマルジョン2」は、花王公式通販 「My Kao Mall」専用商品です。
オルビス(ORBIS) アクアフォースモイスチャー M
「オルビス(ORBIS) アクアフォースモイスチャー M」は、毎日の肌の調子を左右する角質の水分量にアプローチし、繊細な肌をうるおいに満ちた健やかな肌へ導く保湿液です。
ピュアエッセンス(保湿成分:アラニン、グリシン、セリン)が角層の隙間を埋めるように浸透し、うるおいキャプチャーヴェール(ポリクオタニウム-51)の力で、うるおいを守ります。
褐藻エキスを配合している点も魅力の一つです。角質の乱れが整い、高密度なうるおいのプール状態の肌を実感できるでしょう。
肌のことを考えた「おもいやり処方」を採用しており、香料・着色料フリー、アルコールフリー、石油系界面活性剤フリーの弱酸性タイプです。
「オルビス(ORBIS) アクアフォースモイスチャー M」は、普通肌と乾燥肌の方におすすめの乳液となります。
なお、脂性肌の方やサラッとしたつけ心地を求める普通肌の方は、さっぱりタイプの「オルビス(ORBIS) アクアフォースモイスチャー L」を選びましょう。
肌タイプにあわせて、しっとりタイプとさっぱりタイプが選べることも魅力の一つです。
しっとりタイプ、さっぱりタイプともに、1本の容量は50gで、価格は1,870円(税込)です。詰め替え用(50g)は、1,650円(税込)で用意されています。
キュレル(Curel) 潤浸保湿 乳液
「キュレル(Curel) 潤浸保湿 乳液」は、肌荒れ・カサつきをくり返しがちな乾燥性敏感肌のバリア機能をサポートし、うるおいを与えて肌トラブルが起きにくい肌へと導く乳液です。
肌本来のセラミドの働きを補う「潤浸保湿セラミド機能成分(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド)と、ユーカリエキスを配合しています。
また、抗炎症作用の有効成分(アラントイン)は、肌荒れを起こした肌の修復や予防に作用する働きがあるため、幅広い肌悩みに効果的です。
しっとりするのにベタつかない使い心地で、角層にじっくりなじみながら、肌をふっくらとうるおします。
無香料・無着色、アルコールフリー(エチルアルコール無添加)の弱酸性タイプで、乾燥性敏感肌の方はもちろん、さまざまな肌質に使用できます。
1本の容量は120mlで、2,090円(税込)で、詰め替え用(100ml)は、1,705円(税込)です。
無印良品 エイジングケア薬用美白乳液
「エイジングケア薬用美白乳液」は、岩手県釜石の天然水を使用した、エイジングケアに特化した乳液です。
ヒアルロン酸をはじめとする7種類の機能成分と、椿、バラ、柚子などの11種の植物エキスを配合し、乾燥や年齢が気になる肌をふっくらなめらかに仕上げます。
有効成分であるビタミンC誘導体が、メラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを予防し、炎症やアレルギー発症を防ぐトラネキサム酸が、肌荒れを防ぎます。
また、美白有効成分(トラネキサム酸、ビタミンC・2-グルコシド)や、肌を整える働きがあるヨクイニンエキスも配合されているため、明るく健康的な肌へ導いてくれるでしょう。
乾燥が気になる方、乾燥による肌トラブルを起こしやすい方、肌のカサつき・ゴワつきに悩んでいる方におすすめです。
合成香料、着色料、鉱物油、パラベン、アルコールは使用していません。
1本の容量は200mlで、1,990円(税込)です。
無印良品 敏感肌用乳液 高保湿
「無印良品 敏感肌用乳液 高保湿」は、乾燥がとくに気になる乾燥肌に向けた、低刺激性の乳液です。
天然由来成分100%にこだわり、3種の植物エキス(ユーカリ葉エキス、スベリヒユエキス、
グレープフルーツ種子エキス)を配合しています。
また、敏感肌に不足しがちなセラミドと、5種のアミノ酸(アラニン、アルギニン、グルタミン酸Na、セリン、プロリン)で、うるおいをたっぷり与えてデリケートな肌を守ります。
無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリー・フェノキシエタノールフリー・アルコールフリーと、肌にやさしい低刺激で設計されています。
とくに、乾燥肌の方や乾燥しやすい時期の使用がおすすめです。
1本の容量は200mlで、990円(税込)です。お試しセットが用意されており、導入化粧液、化粧液、乳液の3本セット(20ml×3)、990円(税込)で購入できます。
高保湿乳液とクリームの違い
ここで、高保湿乳液とクリームの違いについて解説します。
商品選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
乾燥しやすい季節や乾燥肌の方は、ダブル使いがおすすめです。ダブル使いの場合、乳液のあとにクリームを使用すると、みずみずしい状態の肌を長時間キープできるでしょう。
成分の違い
高保湿乳液とクリームは、配合されている成分の量が異なります。
高保乳液には、肌の水分量を保つ水性と、肌の水分の蒸発を防ぐ油性がバランスよく配合されており、化粧水で満たされた肌のうるおいを守りながら、やわらかい肌に仕上げます。
軽いつけ心地で、肌なじみがよい、とろみのあるテクスチャーが特徴です。ベタつき感が少ないため、化粧下地にも使用可能です。
一方、クリームには油分とエモリエント成分が多く含まれています。エモリエント成分は、肌の水分が蒸発しないように蓋をして、うるおいを持続させる働きがあります。
クリームは、重みのあるこってりとしたテクスチャーです。
水溶性の潤い成分を与える「乳液」
水溶性のうるおい成分を与える乳液は、乾燥や紫外線、加齢、ストレスなどにより減少した、肌の保湿成分を補う働きがあります。
また、肌のターンオーバーが乱れて硬くなった角質を、やわらかくする効果も期待できます。
肌なじみがよく、べたつかない使用感で、脂性肌の方やにきびに悩んでいる方に適したアイテムです。
油溶性の潤い成分を与える「クリーム」
クリームは、油溶性のうるおい成分を肌に与えて、水分が逃げないよう角質に閉じ込めます。
水分や保湿成分、美容成分などの蒸発を防ぎ、長時間もっちりとした肌を保つ働きがあります。
水分が不足して肌が乾いている乾燥肌の方は、クリームがおすすめです。化粧水で十分に水分を補ったあと、保湿力の高いクリームを塗り、うるおいに蓋をしましょう。
皮脂が出やすくテカリやすい夏は、使用量の調整も大切です。
効果的な高保湿乳液の使用手順
効果的な高保湿乳液の使用手順は、下記のとおりです。
一部、化粧水を浸透しやすくするために肌をやわらかくする先行型の乳液もありますが、基本的に化粧水、美容液、乳液、クリームの順番で使用します。
それぞれのスキンケアの効果を十分に引き出すためにも、ぜひ参考にしてみてください。
1:化粧水
洗顔をした後は、まず化粧水でうるおいを与えます。洗顔後の肌は、乾燥しやすい状態です。なるべく早く化粧水をつけるようにしましょう。
化粧水は、手のひらに適量を出して軽くのばしてから、顔の内側から外側にむかってなじませます。
化粧水の成分が角質までいきわたるように、両手で顔全体を包みましょう。頬をやさしく持ち上げるようになじませるのも効果的です。
目元・口元は、指の腹で軽くパッティングするようになじませます。
化粧水をつける際は、肌をこすらないように注意して、やさしく軽く押し込みます。一度に多くの量をつけるよりも、重ね付けの方が効果的です。
2:美容液
化粧水で水分が補われている肌は、美容液の保湿成分や美容成分が角質の奥まで浸透しやすい状態です。
美容液には、導入型(ブースター美容液)やパック型など、さまざまな種類がありますが、通常の美容液であれば化粧水のあとにつけましょう。
美容液は、手のひらに乗せて人肌に温めながらのばして広げます。肌をひっぱらないように注意しながら、顔の内側から外側へぬり、すみずみまで丁寧になじませます。
顔全体を包み込むように軽く抑えて、美容液を浸透させ、やさしくハンドプレスしましょう。皮膚の薄い目元は、力をぬいてやさしくなじませてください。
乾燥やシワが気になる部分や、効果を出したい部分には美容液の重ねづけがおすすめです。
3:乳液
美容液のあとは、乳液で水分の蒸発を防ぐことが大切です。乳液に含まれている油分で蓋をし、水分が逃げるのを防ぎましょう。
まれに、乳液による摩擦で肌にダメージを与えてしまう場合があるため、手のひらで温めてから塗ることがおすすめです。
温めた乳液は、手のひら全体を使い、やさしく顔の中心から外側にむかって、上に引き上げるイメージでぬり、ハンドプレスで、保湿成分や美容成分の浸透を促します。
Tゾーンのテカリが気になる方は、薄めに塗るように心がけてください。
マッサージをするように顔全体につけたあと、乾燥しやすい目元、口元、頬などに重ねづけしましょう。
4:クリーム
最後に、クリームで水分と保湿成分、美容成分、油分を肌に閉じ込めます。
クリームをそのまま肌に伸ばすと、ムラになりやすいため、額・頬・鼻・あごなどのパーツにのせてから広げましょう。
クリームをつける際は、パッティングしたり、リフトアップを促すように上へ持ち上げたりするのは控えましょう。肌との摩擦が起きて、刺激を与えてしまう恐れがあります。
強くこすったり、肌に押し込んだりせず、やさしくぬります。
また、クリームの量にも注意が必要です。少なすぎると乾燥や水分の蒸発を防げません。反対に、量が多すぎるとベタつきの原因になります。
自身の肌にあったクリームの適量を知ることが大切です。
まとめ
高保湿乳液を選ぶ際は、肌質・肌タイプ・肌悩みにあわせた成分配合はもちろん、乳液の種類、香りや使用感、肌に低刺激なものを基準にして選ぶとよいでしょう。
あわせて、保湿成分や有効成分、アンチエイジングやUVカットなどの機能や、自身のライフスタイルにあった継続しやすい価格の乳液を選ぶことも検討してください。
また、乾燥肌や敏感肌、乾燥しやすい季節には、高保湿乳液とクリームのダブル使いがおすすめです。
水溶性の潤い成分を与える乳液と、油溶性の潤い成分を与えるクリームを併用して、肌のうるおいをキープしながら肌トラブルに強い健やかな肌を目指しましょう。
乳液先行型やブースター美容液など、一部のアイテムは化粧水の前に塗る場合がありますが、効果的な高保湿乳液の使用手順は、化粧水、美容液、乳液、クリームの順番です。
乳液は、手で温めてからぬり、やさしくなじませてから顔全体を包み込むように軽く抑えて、浸透力をアップさせましょう。
乾燥しやすい目元や口元、頬には乳液の重ね付けがおすすめです。
自身の肌質・肌タイプ・肌悩みにあった高保湿乳液を見つけて、肌のすみずみまでうるおう、若々しい肌を手に入れましょう。
<参考>
エリクシール(ELIXIR)リフトモイスト エマルジョンSP
肌ラボ 極潤 ヒアルロン乳液
ACアクティブ モイスチュアミルク